院長の『ちょっと』小噺
59. めまいについて

梅雨時には、めまいを訴える方が増えてきます。

その多くは、良性の頭位変換性めまいというもので、めまいのある方の30%〜50%を占めると言われています。

良性とは言いますが、起こると吐き気や嘔吐をともなうこともあり、かなりつらいもの・・まっすぐに歩けないほど、周囲が回ってしまったり、自分の足元が大きく揺れるように感じられます。
経験された方は決して忘れられない、とても嫌なつらい症状です。

耳の奥には、平衡感覚をつかさどる、卵形のうや半規管というところがあり、リンパ液と繊細な毛と小さな石とで身体の位置をとらえる仕組みがあります。

そこに不具合が生じると、まるで自身が回っているような感覚が生まれます。

漢方の考え方では、めまいをからだの水のバランスの異常や気のバランスの異常としてとらえ、それぞれに合った生薬が選ばれたりします。

確かに、この季節は、大気の中の水分も多く、そして不安定。
また、めまいの大きな原因は、やはりストレスですが、ストレスは漢方的には、気の異常をきたす場合がとても多いと言われています。

注意が必要なのは、めまいの3%程度は脳卒中が原因、そのめまいを放置するのは危険です。

めまいと同時に手足の動きや感覚におかしな点はないか、会話や物の見え方
に普段と違う点はないか、などの注意も必要です。

 そして、普段知らず知らずに疲労をためてしまっていないか・・こんなご時世ではありますが、たまにからだを振り返ってみてください。

   
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