院長の『ちょっと』小噺
55. 膝や腰の変形性関節症について

「変形性関節症」というと、加齢とともに、程度の差こそあれ、多くの方が患う関節の痛みを主とする病気、という印象です。

 “緩徐に進行する、疼痛を主として、関節の破壊をともなう、最も多い関節の病気”という説明がされています。

 1番に悪い影響とされるのが、肥満、過体重だそうです。

 確かに重い体重を、弱った膝や腰が支えれば、変形しそうです。

 ですが、減量すると、なぜか指の関節症まで改善することがよく見られます。

 これは、サイトカインという体内でいろんな反応を起こす物質の仲間の一つが、肥満とともに関節内に増え、破壊や痛みを起こすのが、減量とともに減ることによるらしいのです。

 ダイエットのしすぎで骨を弱くしてしまうと、骨そしょう症から、膝や腰は障害を起こしますが、よく食べても脂肪をたくわえすぎると、また関節に障るようです。

 若くしてこの病気になる方は、ほとんどスポーツで膝などを酷使してきた方。多すぎる負荷に、関節の軟骨や支持組織が耐え切れずにおこります。

 加齢も大きな要因ですが、そのほとんどは、年齢とともに進む筋力の低下が原因。  
ただ年齢が多いだけで関節が故障してしまうわけではないのです。

 大腿や臀部の筋肉、背筋、腹筋、深層筋などは、加齢とともに、特に減っていきやすい筋群だそうです。
 これらは、膝や腰の関節を支える柱ような役目、減れば確かに関節はゴリゴリと刺激ばかり受けやすくなります。
 装具や薬も日々進んでいますが、半年、1年かけて体重をちょっと減らし、大事な筋力を増やす計画・・長いようですが、かなり有効です。
 
 
   
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